滋賀県は甲賀市の信楽(しがらき)にやってきました。
信楽というと、信楽焼のたぬきで有名なあの「信楽」です。1つ前の朝ドラ「スカーレット」の舞台としても話題になりましたよね。
今回は、そんな陶芸のまち信楽の街歩きを紹介したいと思います!
- 散策路のマップはこちら( 信楽窯元散策路)
悲しきかな滋賀県って1日過ごせるような遊べる場所あるの?とかって思われているかもですが(そもそも遊ぶ場所として頭に浮かぶ選択肢にすら躍り出ないかもですが)、最近ではびわこテラスが人気を博しているなど滋賀にも注目スポットが結構あったりします。 信楽のまちもその1つで、今日は、この記事を見て信楽散策に行ってみたいなと思ってもらえたら幸いです!
1.信楽のまちで楽しいんでほしいこと
さて、私が思う信楽のまちで楽しんでほしいことは大きく3つです。
- 街中にいるアートな「たぬき」たちと出会うこと
- 窯元見学や陶芸体験(窯元一覧)
- ゆったりとした雰囲気の中でカフェを楽しむこと
その中でも、1の街中にいるアートなたぬきたちについて今回は取り上げます。
2.信楽駅から散策路までのルート
道中、既にたくさんいるたぬき
信楽駅から散策路まで歩きます。徒歩約10分くらいの距離なので、さらっと歩けるのですが、道中にもオールドモデルの信楽焼のたぬきたちがたくさんいて、すでにこの時点で楽しく散策することができます!
この道は駅からまっすぐ歩いてきた道です。大小さまざまな形のたぬきたちが溢れんばかりに置かれています。
信楽焼のたぬきの8つの縁起
信楽焼のたぬきの8つの縁起の立て札もありました。こちらの説明も、おみくじみたいな切り口で書いてくださっていて面白いなと思うのですが、少し難しいかもなので、各縁起について、ざっくり知りたい方は、散策路のマップをご覧ください。イラストとともにカジュアルに書いてくださっています↓↓
たぬきの集合写真でしょうか。なにげにカエルが2匹紛れています。
写真が暗くてすみません。散策に行った日が雨でして。けれど、そんな少し暗い写真の中でもスカーレットカラーののぼりが目立ちますね!
散策路までの道に向かってのぼりを設置していてくださっているので、わかりやすいです。
渡りながらサクッと知れる橋の観光案内
ちなみに、この橋には、こんなふうに信楽の紹介が施されていました。
引きで見るとこんな感じ。ミッフィーの色合いみたいですね。ディック・ブルーナの世界や。
朝宮茶園
このあたりの地域は、茶畑があるのですが、そのことにちなんだイラスト。
EXPO’70 太陽の塔・顔
こちらは、岡本太郎さんの太陽の塔の絵。岡本太郎さんの太陽の塔の黒い太陽は、実は信楽で制作されていたんです。そして、同氏は、信楽町名誉町民だったりもします。その縁でのこちらのタイル絵。
紫香楽宮跡
こちらは、紫香楽宮跡の絵。紫香楽宮は、大昔に、当時の天皇が、大仏を建てようと思い付かれた場所。この地で着想を得はったのなら、なぜ信楽にそのまま建てはらへんかったのでしょうね。惜しい。
登り窯
こちらは、一斤の食パンとかに見えたりするのでしょうか。いえ、登り窯です。信楽焼を焼くのに、こちらの窯が活躍します。後で、写真も掲載していますが、実物は、小人の家やなんかの動物の巣みたいな見た目で楽しいですよ!
この登り窯を見られるというのも、信楽散策の醍醐味の一つですね。
ここでは一部しか取り上げませんでしたが、他には、上記のようなラインナップがありました。この橋を渡ることで、ざっくり信楽の概要を知ることができます。
陶器製の狛犬がいる新宮神社経由で行く
さ、散策路へは、こちらの道からも行けるのですが、曲がらず、まっすぐ行くことにします。まっすぐ行くと、新宮神社という神社があるのですが、そこを経由するルートで行きましょう。新宮神社には、石ではなく、陶芸でできた狛犬がいるので、そちらもぜひ見ていただきたいです。そして、たぬきの形のおみくじなんかも。また、信楽にある別の神社ですが、愛宕神社という神社には、陶器でできた鳥居もあったりしますから、さすがですよね。ただ、写真を撮るの忘れてしまって、視覚的に紹介できないことはすみません。。。
さて、とことこたぬきを横目に歩いていきます。滋賀は車文化で、私もどこか行くっていったら車で出掛けていたので、信楽に電車で来るのは新鮮で(あ、初ではないんですけれど、)こんなに徒歩ルートやとたぬきおったっけ?って面白かったです。
良さげなカフェもありました。
こちらカフェの外観です。
看板のところのたぬきは、平成狸合戦ぽんぽこの長老たちのよう。
3.アートな「たぬき」たち その1
さ、またまた、オールドモデルのたぬきがと思ったら、そのサイドには、
かなりアーティスティックなたぬきがいます。こちらは、信楽まちなか芸術祭の時に設置されたたぬきたちです。3回目の信楽でしたが、初めて来た時のように「あ!たぬき!!」とわくわくしました。信楽行ったことあるよという方も、久々、訪れてみてもいいかもしれません。
こちらは、その紹介動画です。
ちなみに、展示によっては、タイトルプレートが設置されているものもあります。
歌舞伎風のと魔神ぽい子がいました。
絵手紙風の子。「し」「が」「ら」「き」ってなってますね!
左のは油絵っぽくて、右のは葉っぱかな?タイトルがないものは自由に想像します。
ピンときてもらえるかわかりませんが、仲間由紀恵と阿部寛がやってたドラマ「トリック」に出てきた象の像の像を思い出しました。そして、エスニックな感じですね。
影って感じがしまいた。ハートがワンポイント。
天使と悪魔風のと、風の又三郎風のと。
ダイバー風のと、クリームべちゃってかけられちゃった時風のと。
いろいろ見て回っていますが、道中には、カフェやパン屋さんなども結構あるので、立ち寄りながら回ってください。こちらは、古民家カフェですね。
こちらは、こども110番登のおうちの表示。黄色いコーンが立ってるのが、一般的なイメージな気がしますが、ここ信楽では丸っこいたぬきが目印になっていてくれています。
ちなみに、このかわいい丸っこたぬきも信楽焼なのだそうです。(マップより)
瑠璃色がきれいなたぬき。
甲冑なたぬき。
この子は、素焼きっぽいたぬきだなぁ。
この子は、力士ですね。張り手をしていてくれています。
4.散策路の目印
散策路は、割とこまめに標識の設置がされています。こういった看板タイプのものや、
石っぽいタイプのもの。
あと、一番わかりやすいのは、道ですね。観光地特有のこのいつもの道路とは違う色の道。観光地の道って呼んでるのですが、この観光地の道を辿っていけば迷いません。
ただ、途中途切れてしまっているゾーンもいくらかあるのですが、心配には及びません!
信楽の散策路には、こういった道標が整備されています。そのカバー率は、80〜90%くらいなんじゃないかなと思います。残り10〜20%のゾーンも、スカーレットカラーののぼりでカバーされていたり、標識がわかりやすく設置されていたりと、その他の方法で網羅されていますので、ご安心ください。
ヘンゼルとグレーテルじゃないですが、このマークを辿っていけば大丈夫です。
ちなみに、道ごとに敷石のマークが違えてあって、迷わないしくみになっています。(マップより)
ろくろのマーク。
窯詰めのマーク。
あ、ペンギンたちがいますね。
この子たちは、こう見えてスリッパ入れだったりします。(マップより)
フェンスの外にいる子もいるので、確かめてみると、
背中にすっぽり穴が空いていました。
坂、そんなにキツくはないのですが、たぬきの細やかな気遣いが嬉しい。
5.登り窯 その1
きれいな色の火鉢が積んであります。
登り窯にやってきたようです。
信楽のまちには、何箇所か登り窯が見られる箇所があって、ここはその中の一つです。
広い空間に小さな入り口のような穴がありますね。不思議の国のアリスに出てきた小さくなったアリスが通る小さな扉みたいです。
こちらが、この登り窯の入り口なのですが、入ってすぐのところには、
たぬきの抜け殻が。いやいや、たぬきの型ですね。きっと来た人が楽しめるように展示くださっているのだと思います。
こちらが登り窯です。レンガで作られている感じが私はすきです!
冒頭で言ったように小人の家みたいっていう感想わかりますか?小人たちの集合住宅みたいですよね!小人のめぞん一刻。
こちらの登り窯には、カフェやギャラリーが併設しています。
それにしても登り窯は見ごたえあるなぁ。
私が先程、小人の家と表現した入り口のような空間は、「間(ま)」と呼ばれる場所です。(マップより)
6.朝ドラ「スカーレット」のロケ地
次は、朝ドラ「スカーレット」のロケ地にやってきました。ドラマの中で、主人公の友人照子(大島優子)の実家の窯元「丸熊陶業」として撮影された場所です。
ちなみに、スカーレットってなんだっけという方のために。こちらです。
早速、見に行ってみましょう。
道に面する建物の側面には、ロケの様子の写真が貼られていました。
あちらに行くと、工房が見学できるようです。
工房さんによっては、事前に予約する必要があるところもありますが、こちらは、自由に見学させていただけるとのことです。
工房も気になりますが、先に、奥まで行ってみたいと思います。
薪がたくさん積んでありますね。
オーソドックスなたぬきもいました。散策路では、アーティスティックなたぬきをいっぱい見たので、オーソドックスな子がなんか懐かしく感じました笑
穴窯です。
見学者のために説明する札が立てられていました。
煙突は、こんな感じなんですね。
このエリアにもアーティスティックたぬきいました。この子は、いろんな宗教がハイブリッドされていますね。
また違うテイストのたぬき。
おっと、またおった。スタンダードタイプのたぬき。
工房の方に来ました。
ドラマの設定に合わせて丸熊陶業って掲げてくれています!
絵付け火鉢がかわいいです。
お、ロケの写真が展示されていました。照子の実家設定ということもあり大島優子さんの場面が切り取られていますね。
工房の方が電気を付けてくださって中まで見学させていただけました。
外にもたくさんたくさん作品が並んでいます。
こちらの丸椅子みたいなのは、立ちざや、継ぎざやというそうです。
登り窯で陶器を焼く際に使った台とのこと。何度も再利用して使われるそうです。(マップより)
7.登り窯 その2
またまた登り窯にやってきました。
工房で受付を済ませ見学させていただけるようです。
8.アートな「たぬき」たち その2
大仏風たぬきですね。紫香楽宮に大仏ができていたら、信楽の大仏にちなんで、みたいになっていたんでしょうね。
みかんぽいですね。
こちらは、ハイカラなおじさん風。
でも、なんか円広志さんぽいと思ったのは私だけでしょうか。人間国宝。
ハッピーサマーウェディングって感じです。
伝説上の生物、河童風。
招き猫風。右手を上げている招き猫なので、金運を招く猫ちゃんですね。
この子は何でしょう。ランプの魔神みたいと思いました。
紅の豚のジーナって言ってわかりますか。ジーナを思い出しました。
ニューヨーク・ヤンキースです。あんまり手を組んでる子いないなと思ったのですが、円広志さん風に次いで、体の前で手を組んでいるタイプの子です。
と思ったらガッツリ手組んでる子いた。そして、その組まれている手の中に施しが入れられていました。
たぬきがきつね。混乱ですね。
こちらは、ひげの紳士。なんか思いつきそうで、思いつかない。なんか〇〇みたいと思いましたって出てきそうなものなんですけどね。
最後に
いやー、いっぱいたぬきを見ました。今回は、たぬきと登り窯を中心に散策しましたが、信楽には、お洒落でかわいいカフェがたくさんあります。グーグルマップで「信楽 カフェ」で検索してみてください。「え、なめてた。」ってなるはずです笑
また、陶芸のまちなので、せっかくなら窯元見学や陶芸体験もぜひおすすめです。
ふらっと行ってみられるのもよし、事前にここ見学しようと狙って出掛けられるのもよしです。芸術の秋のお出掛けの参考に!
信楽駅までの公共交通機関ルート
ちなみに、信楽駅までの公共交通機関ルートは、上記リンクの「信楽高原鐵道までのアクセス」をご覧ください。
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