滋賀県甲賀市は、甲賀忍者が忍び住んでいたとされる「忍者のまち」として有名です。
そのため、「忍者の日」とされている2月22日は、毎年、甲賀市役所の職員が忍装束で仕事をしたり、忍者にちなんだイベント等が開催されていたりします。
ちなみに、2月22日が忍者の日である理由は、「2」が3つ並んで、「忍(にん)、忍(にん)、忍(にん)」となるからだそうです。
さて、今日は、そんな忍者の日である令和4年2月22日(火)に新たに甲賀市に設置された3枚の「ポケモンマンホール『ポケふた』」について紹介します。
忍者の日(2月22日)から設置スタート
滋賀県内では、大津市のギャラドスのマンホールにちなんで、2地域目となる今回のポケモンマンホール。2地域目に選ばれたのは、忍者のまちで有名な甲賀市でした。設置の開始日に選ばれたのは、もちろん2月22日の「忍者の日」。市内各所に計3枚のマンホールが設置されました。
設置されたのは「ゲッコウガ」のマンホール
甲賀市に設置するポケモンマンホールのデザインに選ばれたポケモンは「ゲッコウガ」。ゲッコウガは、水を圧縮して手裏剣を作り出す技を持つというポケモンです。忍者をイメージしたと思われるポケモンであるゲッコウガが甲賀市に設置するマンホールに選ばれたのは、忍者のまちである甲賀市にちなんだものと思われます。
設置場所
鹿深夢の森
こちらが、鹿深(かふか)夢の森に設置された1枚。「ゲコガシラ」とのツーショットが描かれたデザインです。
ちなみに、ユリの花が描かれていますが、こちらのユリは、おそらく甲賀市の花に制定されている「ササユリ」であると思われます。
ポケモンマンホールの面白いところは、ご当地マンホールなどと同じく、マンホールの中に潜むご当地の特徴です。なぜこの絵がマンホールの中に描かれているんだろうという気づきを起点に地域のことを知ることができるという仕掛けがとても面白いと思います。
ちなみに、こちらが鹿深夢の森です。広大な土地にのびのびと遊べる芝生の空間が広がっており、自由な世界の中で感性が開放されます。
設置されている場所はこちら。遊具のエリアから近いところで敷地内の端、道路寄りの場所に設置されていました。
甲賀流リアル忍者館
甲賀流リアル忍者館に設置されていたのは、この手裏剣を投げる躍動感のあるゲッコウガのマンホール。こちらのポケモンマンホールの珍しいところは、マンホールの周りにちょっとしたデザインが付いているところです。しかも、テーマにちなんだ手裏剣のデザインになっています。
ちなみに、このマンホールが設置されている甲賀流リアル忍者館は、建物としても面白い施設なので、忍者館にもぜひ立ち寄ってほしいところです。入館料は無料です。
定期的に企画展示をされているのですが、その企画がまた面白い内容となっています。たしかに館内の展示は多くはないですし、どちらかと言えば、内容も子どもさん向けではありますが、アートや忍者にまつわる企画展示は見ごたえがあるので、私はおすすめします。
また、甲賀流リアル忍者館の物販コーナーは面白いです!ここにしか売ってないユニークな商品が売られています!
ちなみに、滋賀県内でお土産が買える場所というのは、あまり1つの場所にまとまっていなくて、かつ、売り場によって品物の系統やテーマが全く異なっていたりします。ここリアル忍者館ではその名の通り忍者に関するユニークな商品がたくさん揃っていました。
滋賀県は、なかなかお土産を買う場所がないであったり、買いたいものが売っている場所がどこかわからないということも聞きますが、個人的にはこんなところにこんな商品が売ってたのか!と一期一会に感動しますし、宝探しのようにわくわくするので、それはそれですきだったりします。
こちらは、マンホールがあるリアル忍者館の建物の前のマンホールが設置されている場所です。マンホール周辺の緑のデザイン以外にもマンホールがあるフロア全体に手裏剣がデザインされています。はっきりした色の黄色と緑のコントラストがいいなと思いました。
水口スポーツの森
こちらは、2匹のゲッコウガが月夜のもとでポーズを決めているデザイン。背景にそびえるお城は、江戸幕府3代将軍徳川家光の宿館として築城された「水口城」であると思われます。
水口城は、こちらのマンホールがある水口スポーツの森から徒歩20分ほどの場所に位置しているので、ちょっと立ち寄って見られるのも良いかと思います。
水口城自体は、将軍の宿として築かれたものであることから大きくはありません。しかし、地域の方々がとてもよく周辺環境の手入れをされていて、初夏には、色とりどりの紫陽花が美しく咲いており、お城周辺はとても雰囲気の良い散歩道になっています。
水口スポーツの森も鹿深夢の森と同じく遊具のある場所の近くにマンホールの設置がありました。ただ、スポーツの森と言うだけあって、鹿深と異なるのは、球場やテニスコートなどがあるという点でした。また、そういった運動場があるからか鹿深より少し手狭な感じがしました。
最後に
今回紹介した3枚のポケモンマンホールの設置場所を地図にマーキングしています。全部を短時間に回ろうと思うと車の方が便利なのかもしれませんが、草津線のスローな旅もおすすめです。草津線沿線は、忍者や歴史にまつわる施設や遺構もたくさん見られますので、それらを巡りながら1日を満喫する周遊コースもいかがでしょうか。
- 鹿深夢の森(貴生川駅 徒歩23分)
- 甲賀流リアル忍者館(甲南駅 徒歩20分)
- 水口スポーツの森(油日駅 徒歩18分)
コメント