近江鉄道とは?
滋賀県内に路線を持つ私鉄。電車の走行音に由来した愛称「ガチャコン」の名前で地域の人から親しまれています。
今回は、その近江鉄道の近江八幡駅ホームが埼玉西武ライオンズ仕様に模様替えされた様子を紹介します。
こちらはJR近江八幡駅の京都方面行きのホームから近江鉄道のホームを見た時の写真です。よく見ると野球選手の写真が見えます。こちらが今回紹介したい駅ホームの全景です。
というか、改めて見ると近江鉄道、広告宣伝用の看板、めちゃくちゃありますね。広告収入のために、やり繰りされているんだなというのをしみじみ感じてしまいました。
ちなみに、この広告看板、駅によっては年3万円だったりと意外と手頃な価格で設置できるみたいです。
近江鉄道の改札を入ったすぐのところです。青い屋根?といっていいのでしょうか。待合室が見えます。たまたま停車している電車も青系で色合いが良いです。
近づいてみると、中にユニフォームを着た人が、と思わせておいて、埼玉西武ライオンズの選手の等身大パネルが置いてありました。
できたばかりの設備なので、ずば抜けてきれいで、新しいです。
見るとエアコン設備もものすごくしっかりしていて、季節を問わず、快適に過ごせそうです。しかも、よく見ると天井が室内のごとく、な造り。塾とかにあるやつですよね。この手の天井。
色彩は、白地に「赤、青、緑」のライオンズカラーではなく、青と白を基調として統一されていました。青はおそらくライオンズの「レジェンドブルー」だと思います。
ちなみに、埼玉西武ライオンズ、スペース、カラーで検索すると、グーグルがカラーサンプルを表示してくれます。また、「ライオンズカラー」の項目だけでウィキペディアのページがあったりなんかもします。
ベイマックス的なふわっと感を醸し出している椅子。いい感じの素材感ですが、汚れそうやなという心配がちらっとよぎります。そして、ここの待合室、球場のベンチごっこできそうと思いました。
こっちのジムっぽいアイテムは、腰掛け。私がこの駅の利用者だったら、とりあえず、1回くらいは、この腰掛けで、逆上がりじゃなく前回りする方の持ち方で両手掴みして、アキレス腱伸ばしそう。
こう見るとちょっとアトラクションのバー感もありますね。
壁にプリントされた埼玉西武ライオンズのロゴです。
森友哉選手の等身大パネル。すぐ横にあいた空間は一緒に記念撮影するためのもの。近江八幡と西武ライオンズの#ハッシュタグもプリントされてますね。
待合室を裏側から見た写真です。安土城や近江商人の街並み、八幡山ロープウェイなど近江八幡周辺地域に関連する写真とライオンズの主力選手の皆さんがプリントされています。
駅名看板も何気にリニューアル。
改札に入るまでの壁にはチームのポスターも掲示されていました。
近江鉄道と埼玉西武ライオンズてなんの関係があるの?
近江鉄道バスも西武グループのデザインだったりして、以前から近江鉄道って埼玉西武ライオンズとなんの関係があるのかなと思っていたのですが、理由は、すこぶる単純で、近江鉄道が西武グループの会社であるというだけ。
でも、じゃあなぜ、西武が近江鉄道?というと、そこには、西武グループの創立者の堤康次郎さんが滋賀県愛荘町の出身だったということがあります。
堤さんは、一代でホテル経営(プリンスホテル)や商業施設(西武百貨店)などのビジネスを展開したやり手の起業家で、滋賀県ゆかりの偉人の1人です。
昔は近江鉄道が「近鉄」だった?
かつては、近江鉄道の略称として「近鉄」という呼び名が使われていました。読み方も「きんてつ」で、現在のいわゆる「近鉄」と全く同じ漢字・読み方でした。ですが、1896年の近江鉄道設立から約50年後の1944年に近畿日本鉄道が発足して、次第に「近鉄」は同鉄道およびそのグループ会社の略称として使われるようになり、ついには、1950年に同鉄道の正式な略称となってしまいました。近江鉄道は、かなりの後輩に名前を取られてしまったということになります笑
ただ、現在でも、沿線住民の年配の方で、近江鉄道のことを「近鉄」と呼んでいる方もおられるとか。
まぁ、近江鉄道には「ガチャコン」という愛称がありますからね。「近鉄」の名は譲りましょう。
入場券はないけれども。
ちなみに、駅ホームに入るのに新幹線のような入場券はなさそうだったので、券売機で手頃な価格の切符を買って中を見させていただきました。
もしかしたら、ライオンズ仕様のホームを見学したいですと言えば、タダで入れてくれはるのかもですが、やはり、収入にしていただきたいと思ったので、大した足しにもならないでしょうけれど課金。
この日は近江鉄道を利用する予定がなかったので、乗車しないけれど、切符を買うという空切符で見学をさせていただきました。
ぜひ一度、見に行ってみてください。
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