鉄印とは?
鉄印帳を持っている人だけが集められる鉄道版の御朱印です。(鉄印帳以外のノートなどへの押印は不可とされています。)
鉄印帳は、2020年7月10日(金)から全国の第三セクター鉄道会社から発売されたもので、当初は5000冊限定で販売されたものの、予想外の反響に、増刷に次ぐ、増刷がされています。価格は、税込みで2,200円で、現在は、紺、緑、水色、黒、ピンクの5色のカラーバリエーションが展開されています。
【第三セクター鉄道会社】:
国や地方公共団体が経営する公企業の「第一セクター」、民間が経営する私企業の「第二セクター」に対し、主に、地域開発・交通などの分野で、国や地方公共団体と民間との共同の事業体である「第三セクター」が運営する鉄道会社。
いまいち、よくわからないと思われたかもですが、ざっくり言うと、地方のローカル線です。特に、田園風景の中を2車両とかで走っている電車をイメージしていただけたらわかりやすいと思います。そして、悲しきかな往々にして、利用者減で厳しい状況に置かれている鉄道が多かったりします。
鉄印帳は、全国の第三セクター鉄道会社のうちの参加鉄道会社40社の指定窓口で買うことができます。具体の販売駅や営業時間などは、各鉄道会社のホームページ等を参照する必要がありますが、下記リンクに鉄道会社ごとの販売場所や問い合わせ先がまとめられていますので、ご覧ください。
滋賀県は信楽高原鐵道で実施
滋賀県の私鉄である信楽高原鐵道もこの取り組みに参加しておられ、信楽高原鐵道では、信楽駅で鉄印を入手することができます。たぬきデザインが信楽らしさを出していますね!
ちなみに、「うく、えーっとなんだろ?」って平仮名にも見える左上の緑のロゴは、平仮名ではなく、アルファベットでSKRと書かれており、Shigaraki Kohgen Railwayの頭文字3文字で、信楽高原鐵道の略称です。
信楽高原鐵道の信楽駅へのアクセスについては、こちらの記事をご覧いただければと思います。
(冒頭の部分は、本記事と重複しています。)
緑の鉄印帳が似合う信楽高原鐵道
鉄印帳は、当初、紺色のみの販売だったのですが、後からカラーバリエーションが追加され、緑も加わることとなりました。
「鉄印帳発売」
本日9時より「鉄印帳」を発売します!
緑色 100冊ございます!
信楽駅にて発売します。 pic.twitter.com/2rojJ6swN5— 信楽高原鐵道 【公式】 (@SHIGARAKI_St) September 15, 2020
信楽高原鐵道の緑色の車両に、緑色の鉄印帳が似合いますね。
それもそのはず。緑色は、信楽線のラインカラーで、安全のシンボルカラーの意味もあるそうです!
写真は、駅員さんが撮られたものと思われますが、カラーコーディネートがいい感じです!
季節ごとに変わる鉄印のデザイン
鉄印は、参加鉄道会社40社ごとに、その鉄道のある地域やその鉄道の特色が反映されているのですが、中には、季節ごとに模様替えが行われるものもあるそうです。もうすでに手に入れている鉄道会社の鉄印もバージョン違いが出るなんて!何周もしてしまいそうです。
かくいう信楽高原鐵道の鉄印もこのように模様替えを済ませています。
おはようございます。
「鉄印デザイン変更のお知らせ」
本日から秋バージョンの鉄印となります!「鉄印帳在庫状況」
10月4日8時現在、鉄印帳の在庫は1冊(ピンクのみ)となりました。#鉄印帳#信楽高原鐵道 pic.twitter.com/JVNRrW3eUl— 信楽高原鐵道 【公式】 (@SHIGARAKI_St) October 3, 2020
秋バージョンは、ラインカラーの緑がメインで使われていますね。
販売当初のバージョンと並べるとこんな感じです。写真のためだけにお隣の京都丹後鉄道さんのページを一時的にお借りしました。
11月限定たぬきの日にちなむ鉄印
さらに、さらに、鉄印のデザインは、季節だけでなく、行事などイベントにちなんだ単発の限定デザインなんかもあったりします。
信楽高原鐵道では、なんと11月の1ヶ月だけを期間として、
信楽たぬきの日コラボ鉄印を販売されます。1ヶ月限定なんてレア度高しですよね!!
【鉄印デザイン追加のお知らせ】
「11月限定信楽たぬきの日コラボ鉄印」を追加します!
こちらの鉄印は、鉄印帳がないお客様でも購入ができます。通常版(秋version)と同じ300円です。
鉄印帳をお持ちの方で二つとも欲しいという方も購入できます。#鉄印帳 #信楽高原鐡道 pic.twitter.com/wxo1bSOpLp— 信楽高原鐵道 【公式】 (@SHIGARAKI_St) October 24, 2020
デザインは、こちらです!「楽」と「駅」が旧字になっていますね。
フォントを見ていただくとわかりますが、駅名の表示版とデザインが統一されています。
あと、11月は、たぬき列車も限定で運行しておりますので、併せて乗りたいですね!
ちなみに、たぬきの日とは?
毎年11月8日は「たぬきの日」です。信楽焼たぬきの「八相縁起」にちなんで、「いい八」で11月8日にされているとのことです。
信楽界隈では、11月は8日だけでなく、他の日にもたくさんのイベントが行われています。中には、10月からあるイベントもあって、盛り上がっています。
- イベント情報はこちら(信楽たぬきの日 – 信楽陶器卸商業協同組合)
あと、密かにおすすめなのは、陶器でできた狛犬がいる新宮神社での陶器市。11月8日だけの限定御朱印がもらえるそうです。こちらは、御「朱」印の方ですが、1日だけの限定はアツいです。枚数限定で信楽焼たぬきを買った人にプレゼントされるそうです。
最後に
鉄印は、その界隈で今人気を集めている企画です。今回紹介させていただいたように鉄印も本家御朱印のごとく限定デザインなども出ており、その熱狂ぶりが伺えます。
信楽高原鐵道のローカルな路線を楽しんでいただくと同時に信楽の街歩きもぜひ楽しんでください!
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