京都の東寺です。
京都の東寺は、唯一残っている平安京の遺構で、創建から1000年以上の歳月が経過している歴史ある建造物です。唐で新しい仏教を学んで帰国した空海によって日本で初めて密教寺院として誕生しました。
さて、今日は、そんな京都の東寺の周辺にある2021年4月15日にグランドオープンした「星野リゾートOMO3京都東寺」について紹介したいと思います。
外観
こちらが星野リゾート「OMO3(オモスリー)京都東寺」の入り口です。
1階は、フロントであるレセプションのほか、ロビーやラウンジがあります。
内観
星野リゾートOMO3京都東寺は、東寺の近くに立地されており、東寺の歴史と文化がテーマにされています。コンセプトも「心の時空トリップ」がコンセプトとされ、東寺エリアの個性を深掘りした都市観光ホテルが目指されており、仏教モチーフの装飾や体験セットがいくつか設置されていました。
フォトスポット
こちらは、ホテルに入ってすぐのところにある21尊の仏像により構成される東寺の立体曼荼羅(まんだら)をテーマにした「まんだらアート」です。
アートの前には、畳の座れるスペースがあり、写真を撮るのに使用できるアイテムが置いてあるフォトスポットとなっています。星野リゾートに泊まった記念に写真を撮ると良い旅の思い出になると思います。
フロント
こちらが、OMO3京都東寺のフロントです。チェックインのために事前に送付されるメールに記載のQRコードや予約番号を使ってタブレットからセルフでチェックインできます。
部屋は、番号を入力して開けるしくみになっているので、物理的な鍵は、受け取りません。
フロントのすぐ横には、柔らかく淡い光と影で仏さまの表情が表現された「ほほえみウォール」というアートワークがありました。ここも一つのフォトスポットですね。
近くから撮影したので、仏さまがちょっとムスッとしているように見えますが、入り口すぐの場所から見ると、眉毛の部分に円形の影ができて微笑んだ表情になるように見えるというようになっています。
見る位置によって若干、表情が違って見えるというのも少し不思議な感じがして面白いです。
ラウンジ
こちらは、フロントとは反対側にあるラウンジです。ラウンジの入口部分には、アジアンテイストな間仕切りがありました。
喫茶コーナーとウォーターサーバー
ラウンジの一角には、喉を潤すためのウォーターサーバーが設置されていました。こちらは、セルフで自由に利用することができます。
同じく、喫茶コーナーも設置されています。こちらもセルフで自由に利用することができます。客室にも電子ケトルがあるので、コップとティーバックを部屋に持ち帰って、お部屋で楽しむこともできます。
ラインナップは、京番茶の他、なかなか普段巡り合うことのないインドのお茶も置いてありました。異国情緒ある香りが非日常感を醸し出してくれます。
自動販売機
また、ウォーターサーバー等のコーナーの近くには自動販売機もありました。設置されているのは、2台で、飲み物が買える機械の他に、このように軽食やグッズなどが買える機械がありました。
この自動販売機は、タッチパネルになっていて、買いたい商品の番号を押すと、商品の名前が詳しく表示されるようになっています。
せっかくなので、檜の香りの入浴剤を購入してみました。
椅子と机
ラウンジは、おしゃれで魅力的な椅子や机、ソファーが設置されていて、ゆっくりくつろげる空間となっています。
ラウンジ全体には、ヒーリングミュージックが流れており、落ち着ける雰囲気です。
また、東寺や空海、仏教に関する本も置いてあり、いつもと違う読書を体験してみることもできます。
グルメマップ
こちらは、東寺やホテル周辺のグルメマップです。
ガイドに載っている有名店から地元の知る人ぞ知る名店までおすすめのお店がマッピングされています。そして、このマップについては、ホテルのコンシェルジュの方が実際に利用した時の感想や地元での評判などを交えながら、雰囲気であったり、おすすめの料理であったりを紹介してくれたりします。
また、このマップは、スライドして開くことができます。
開いた先には、平安京の時代の東寺周辺のまち並みが記載された地図があります。
写経体験
こちらは、ラウンジにある写経ができるコーナーです。用紙のほか、筆ペンが置いてあり、自由に写経体験ができます。
せっかっくなので、私も挑戦してみました。何となく、余ったスペースに東寺の五重塔の絵も描いてみたり。
お香と塗香
ラウンジは、全体的にいい香りが漂っています。それは、お香が焚かれているからです。
また、同じく香りに関しては、このように“塗香(ずこう)”という香りのするアイテムの展示がありました。
それぞれの塗香は、ケースから取り出し、香りを体感することができます。ちなみに、こちらは、シナモンのような香りがしました。
貸し出し用の数珠
塗香の隣には、貸し出し用の数珠も置いてありました。こんな風に置かれていると、数珠のイメージがまた変わりますね。1つだけあるターコイズのものが好きだなと思いました。
砂の体験コーナー
こちらは、写経や書を通して心をととのえる写経テーブルだそうです。
弘法大師空海が書の達人であることから着想されたとのこと。墨を使う書とは異なり、砂に書き、砂をならせば簡単に消えるため、気軽に誰でも参加でき、失敗をおそれずに心ゆくまで何度でも体験することができます。
筆には、細いものと、太いものとがありました。
砂に書くというのは、初めてのことで、何だか不思議な気持ちになります。
私は、文字ではなく、渦巻き模様を思うがままに描いてみました。
描いたあとは、木のヘラでサラッと消すことができます。すぐに消えてしまうこの一瞬のアートとも言うべき体験コーナーの魅力にとても惹かれました。
客室
2階から8階までが客室となっています。
廊下は、1階のラウンジなどとは異なりモダンな感じでした。
部屋は、タッチで反応するパネルに番号を入力することで開くようになっています。何だかエージェント感が漂います。番号は、予約時に送付されてくるメールに記載されています。
お部屋のデザインは、こんな感じです。
黄色いクッションが差し色になっていて、おしゃれでした。
お風呂もスタイリッシュできれいでした。
クローゼットはありませんが、このようにハンガーと荷物掛けがありました。
テレビは、そこそこ大きいサイズのものが壁に設置されています。
ベッドの柄と同じデザインの布のソファーと椅子です。食器棚には、電子ケトルがありました。また、棚の一番下には、小さな冷蔵庫もありました。
窓からは、東寺の五重塔が見られます。
また、部屋には、ホテルでの過ごし方が記載されたインフォメーションのパンフレットが置いてありました。
オプションツアー
星野リゾートOMOでは、宿泊者が有料や無料で利用できるツアーが設定されています。こちらOMO3京都東寺は、東寺とその周辺を楽しむためのコースが設定されています。
最後に
施設概要(料金等)
料金:4,500円〜
※2名1室利用時の1名あたりの料金。税込み、宿泊税別、食事別
客室数:120室
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