和歌山県和歌山市です。
和歌山市内には、JRや南海電鉄のほか私鉄として和歌山電鐵の路線が通っています。
和歌山電鐵は、2007年に地元で飼われていた猫を駅長として任命したことで全国の動物駅長ブームの火付け役となったことで有名です。
今日は、そんな和歌山電鐵の人気ラッピング電車「たま電車」について紹介したいと思います。
ホームまで向かう猫
こちらは、JR和歌山駅です。
こちらのJR和歌山駅から和歌山電鐵の和歌山駅まで行く道のりには、猫の装飾が施されています。
こちらの猫の装飾は、JRのホームから和歌山電鐵のホームの入り口にたどり着くまで一緒に歩いているようにデザインされており、
途中には、猫らしくジャンブする先を見定めて狙う様子や、
実際に飛び立つ様子、
歩いて向かっていたはずなのに、別のものに気を取られて遊ぶ様子などコミカルでかわいい猫の姿が見られます。
中には、1匹だけハートの模様の猫もいました。見つけられたらちょっと嬉しいですね!
この猫ちゃんは、和歌山電鐵のたま駅長が三毛猫であることから三毛猫デザインを採用しているものと思われます。
和歌山電鐵の駅のホームの階段までたどり着くと「たま駅長」のキャラクターのイラストも描かれていました。
◯たま駅長ページ
→我が輩は猫駅長である。 Urtra station master TAMA
ラッピング電車の運行案内板
ホームの階段の入り口には、和歌山電鐵の各種ラッピング電車の運行予定の電子案内表示板もあります。
和歌山電鐵の電車は、すべてラッピング電車になっていて現在「いちご電車」「おもちゃ電車」「たま電車」「うめ星電車」「チャギントン電車」の5種類が運行しています。
◯和歌山電鐵の電車
たま駅長のイラストと沿線紹介
ホームまでの階段には、たま駅長のキャラクターのイラストが飾られています。
鮮やかではっきりした色で絵本のようにかわいくて楽しいイラストがたくさんありました。
また、たま駅長のキャラクターがあしらわれた和歌山電鐵沿線の立ち寄りスポットも紹介されていました。
このように温泉や寺院などの他、いちご狩りができる場所なども紹介されていました。ちなみに、こちらの花山温泉ですが、鉄を溶かしてできているのではないかと思うほど、濃い温泉で、これまでに入ったことのない温泉でした。
また、漫画『鬼滅の刃』で話題となった甘露寺も和歌山電鐵の沿線にあります。
フリー切符がお得
和歌山電鐵を利用するならフリー切符がお得です。和歌山電鐵の電車は、すべての車両がラッピング電車になっています。
また、沿線に気になる立ち寄りスポットがあるのはもちろんのこと、途中の伊太祈曽駅と終点の貴志駅では「猫駅長」に会うこともできます。
和歌山駅から貴志駅までの運賃は往復820円。1日乗車券は800円。そのため、和歌山電鐵のラッピング電車と猫駅長、沿線の観光スポットを楽しもうと思ったら断然1日乗り放題のフリー切符がお得です。
◯フリー切符(1日乗車券)
◯和歌山電鐵の運賃
たま電車のデザイン
外観
こちらは、たま電車の外観です。
猫耳やひげが付いていて電車の正面が顔のようになっています。また、白色ベースに茶色と黒という三毛にもなっていて、たま駅長がモチーフにされているのがわかります。
側面には「たま電車」と印字されています。
また、これでもかというほど、たま駅長のイラストが装飾されています。
猫の足跡のデザインもかわいいです。
いろんなポージングのたま駅長がいて、キャラクターデザインのバリエーションの多さにわくわくしました。
猫の足跡にも「たま電車」の文字が入っていますね。
内観
こちらは、たま電車の内観です。
黄色が基調とされ、デザインされています。
写真に写っているのは、車内に設置されている本棚です。本棚には、絵本が置いてありました。
ドアにもたま駅長がいました。また、壁全体が猫柄になっていました。
車両と車両の間は隣の部屋につながるドアのようになっています。暖簾も掛けられていて、それもたま駅長デザインになっています。
ショーウィンドウもありました。
たま駅長に関する書籍が展示されています。
こちらにもショーウィンドウがありますが、こちらは猫は猫でもドラえもんが飾られていました。一応、彼も猫でしたね。
車内にあった電灯も猫の形になっていました。
たま駅長のイラスト掲示もあります。
しかも、複数箇所にいろんなバリエーションのものが。
乗客の皆さんに向けたメッセージ入りステッカーも貼っていました。
電車の中吊り広告もたま駅長です。
こちらは、初代たま駅長をかたどったレリーフのレプリカです。実は、今のたま駅長は2代目で、初代のたま駅長は2015年に天寿を全うされています。
◯たま駅長のレリーフについて
→たま駅長のレリーフ除幕 和歌山電鉄の車内に設置 – サッと見ニュース – 産経フォト
座席の椅子
たま電車で注目してほしいのがファッショナブルな座席のデザインです。
柄やデザインがポップでかわいいのはもちろんのこと、このように背もたれが猫になっていたり、
椅子の脚が猫脚だったり、背もたれの裏に猫が隠れていたり。
たま駅長のキャラクターもあしらわれています。
このたま電車は、水戸岡鋭治さんという全国各地の多数の鉄道のデザインを手掛けておられることで有名なデザイナーさんがデザインされました。
水戸岡さんのデザインされる電車は、木を使っていることが特徴で、九州で初めて水戸岡さんの電車に乗った時は、家のようだなという印象を受けました。座席も家具のようだなと。
水戸岡さんのお家は家具屋さんだったということですが、ご自身が家具屋の子どもとして育ったということもこういった家のような電車、家具のような座席のデザインに関係しているのでしょうか。
窓にもたま駅長の大きなイラストが描かれていました。
大きいイラストなので、たとえば、この写真だとたま駅長の手がちょうど頭の位置に来るように座れば、たま駅長に頭を撫でられているような写真を撮ることができます。
顔だけ姿をのぞかせているたま駅長もいれば、
このようにしっぽだけのたま駅長もいました。
新デザインのたま電車
さて、ここまで「たま電車」について紹介してきましたが、2021年冬には、たま電車の第2弾が建造され、運行する予定とのこと。
新しい車両運行にあたっては、2021年2月22日(猫の日)から2021年5月21日までクラウドファンディングにてサポーターを募集されています。
最後に
電車の情報
和歌山電鐵
- 公式HP(和歌山電鐵 貴志川線)
電車の場所
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コメント
コメント一覧 (2件)
おはようございます。
たま電 楽しいですね。
車内があんまり楽しいので見て回るうち乗り過ごしてしまいそうです。
おはようございます!
他に、おもちゃ電車やいちご電車もあるので、また記事にしたいなと思っています(^o^)
あと、たま駅長のカフェもおすすめです!