京都の三条は木屋町通りです。
こちらは、高瀬川に掛かる「あねやこうじばし」。
幕末の事変に関連する石碑が多く点在しているこちらの高瀬川界隈ですが、今日は、そんな高瀬川界隈にある”名前も看板もないラーメン屋さん“を紹介したいと思います。
名前のないラーメン屋
高瀬川のある木屋町界隈は、京都でも飲食店の多く立ち並ぶエリアです。その中で、今回紹介するのは、名前もなければ、看板もないラーメン屋さん。
場所も普通に歩いていたら、まず気づかない場所にあります。
実は、この名前のないラーメン屋さんは、京都で人気のラーメン屋である「麺や高倉二条」と「和醸良麺すがり」と同じオーナーさんが手掛けるお店だったりします。
外観
こちらが、名前のないラーメン屋さんがある建物の外観です。
写真中央から少し右側に、建物に入っているお店等の名前が記載された看板が写っていますが、ラーメン店の名前はありませんでした。
名前のないラーメン屋さんは、この建物の地下にあります。
この階段を下った先にある扉がラーメン屋の入り口なのですが、外からだと全くラーメン屋がある気配がありませんね。
内観
食券の券売機
こちらがラーメン屋の入り口の扉です。扉は、透明のガラスになっていて、店内の様子が見えるようになっています。
ただ、店内の様子は見えますが、これがラーメン屋さんだとはわかりませんね。
入ってすぐのところにあるのが、食券を買うための券売機で、こちらの券売機の画面でメニューを見て、食券を購入します。
そして、それを席に着いた時に、店員さんに渡します。
コンクリートと植物
店内は、コンクリートと植物というラーメン屋さんの概念をくつがえすようなつくりになっています。
テーブルもコンクリートで、奥にカウンター席が5席ほど見えていますが、このテーブルが右側にもう少し広がっていて、全部で10席ほどあるという感じです。
カウンター席から入り口の方を振り返るとこのようになっています。奥に見える席は、カウンター席がいっぱいの時の待合スペースです。
ちなみに、トイレは、この待合スペースの入り口と逆側の券売機の側にあります。
音楽プレイヤー
店内にはライブハウスみたいなノリノリな音楽が流れていました。調理場に設置されている音楽プレイヤーが店内に音楽を流してくれています。
つけ麺
メニューは、ラーメンもありましたが、今回は、つけ麺を注文しました。つけ汁の入った食器がこれまたお洒落でした。味もおいしかったです。
水は、コップだけ店員さんが渡してくださいますが、入れるのはセルフになっています。
薬味
お箸、爪楊枝、薬味はカウンター席に設けられている引き出しの中にあります。ちなみに、真ん中の4本の銀色のペンのようなものが薬味です。
取り出してシャーペンの芯を出すようにカチッカチッとすると薬味が出てきます。
注射で体内に注入させ、体のパワーを増幅させるみたいな、謎の組織の開発した怪しいクスリが入ってそうな容器ですよね…!
普段、コショウとかの薬味はあまり入れないのですが、これを使ってみたいという動機から少しふりかけてみました。
最後に
名前も看板もないラーメン屋さん。本当に全くここにお店があるということを示すものがなかったのですが、昼時を過ぎてもお客さんが絶えず、常にカウンターが埋まり、待合スペースに人がいるという状況でした。
ただ、店内がスペースに余裕を持たせたゆったりとしたつくりになっているので、待合スペース含め、基本的に密にはならないようになっています。
近くに来た際は、ぜひ立ち寄ってみたいお店の一つだと思いました。
お店の情報
営業時間:
【平日】11:30〜15:00、18:00〜22:00
【土日】11:30〜15:00、18:00〜21:00
※祝日の営業時間は上記と異なる場合がございます。
系列店舗:
○和醸良麺すがり
→和醸良麺 すがり – 四条(京都市営)/ラーメン [食べログ]
○麺や高倉二条
→麺や高倉二条 – 丸太町(京都市営)/つけ麺 [食べログ]
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