GWに入る前のことです。
最近は、家で工作をしていることが多い私ですが、本来、外に出たいタイプの私は、長く外出できない状況に鬱々とした気分に陥っていました。
そんな中、見兼ねた友人が寄越してくれたのがこちらの1通のお手紙!
この小さな贈り物が、私のことを信じられないほど、励まし、温かい気持ちにしてくれたのでした!
ということで、今日は、しばらく大切な人たちに会えていない方へ向けて、素敵なお手紙を送る一助になればと思い、「ご当地フォルムカード」なるものを紹介します!
ご当地フォルムカードとは?
ご当地フォルムカードとは、各都道府県を代表する食べ物や名称、特産品などがかたどられたポストカードのことです。
全国の郵便局の窓口で購入することができるのですが、その県のカードは、通常、その県でしか買うことができません。(コレクター心をくすぐりますね笑)
製造元は、前回紹介したびわこ文具の製造元と同じ、コクヨグループだったりしたます。
2009年から販売が開始され、現在、第10弾まで販売されています。
滋賀のカードを大人買い♪
ということで、滋賀の全種類のカードを買い占めてまいりました!笑
皆さんに、滋賀のご当地フォルムカードを紹介したいというのと、私自身が集めたいというのとからどーんと買ってしまいました笑
郵便局の窓口は、平日にしか開いていないので、お昼休みにお近くの郵便局に行かれることをおすすめします。
はい、では、まず、第1弾から紹介します!
第1弾:信楽焼のたぬき
滋賀の第1弾は、信楽焼のたぬきでした!
第1弾となるカードのモチーフは、愛媛だったら「みかん」、香川だったら「うどん」のようにその県の代名詞と言えるものがチョイスされていることが多いです。
滋賀の場合は、信楽焼。
個人的には、どの地域、どの年代にアンケートをとっても圧倒的に、滋賀と言えば、「琵琶湖」となると思うので、ここは琵琶湖とちゃうんや?と一瞬思いましたが、琵琶湖をカードにしようと思うと陸地も図案にすることになり、結局、カードが県の形になってしまい、名所として成立しないので、採用されなかったのかなぁとか思ったり。
第2弾:彦根城
主な城主は、井伊家です。日本で5つしかない、天守が国宝指定されたお城だったりします。明治の廃城令で、滋賀県内のお城は、ほぼ全て解体されたのですが、彦根城だけは、唯一の例外だったようです。
1992年から世界遺産暫定リストに載っているのですが、今のところずっとベンチで補欠。
カードの特徴としては、城の背景に何気に竹生島が描かれていることだと思います。
ちなみに、この竹生島は、琵琶湖の離島で、神の棲む島とも言われ、パワースポットとしても有名な場所です。
第3弾:近江商人
近江商人は、滋賀県出身の商人のことで、中世から近代にかけては、イラストにあるように笠を被って、天秤棒を背負い全国を行脚し、お商売をされていたそうです。
今回改めて近江商人を検索しましたら、西武グループや高島屋だけではなく、日本生命やトヨタ、ワコール、住友も近江商人ゆかりの企業なんだとか!驚きでした。
そんなこんなで、このカードは、商売繁盛にご利益があるかもしれませんね(^^)
新しく業を始められたお友達にメッセージを送るのにいいかもしれません!
第4弾:盆梅
毎年1月になると長浜市で、盆梅展が開催されます。レトロ建築や古民家が展示場とされているため、場の雰囲気も楽しめる至極の展覧です。ちなみに、各地でも同様のイベントは開催されていますが、長浜の盆梅展が、歴史、規模ともに日本一であるとのことです。
私は、過去に盆梅展と同時開催の梅酒作りワークショップに参加したことがあるのですが、「食べる梅」と「見る梅」が同時に楽しめて、すごくよかったのを覚えています。
このカードでぜひお友達や家族を盆梅展に誘ってみてはいかがでしょうか?
第5弾:鮒寿司
滋賀のソウルフードですね。そのかなり独特な臭いからゲテモノ扱いされることも多々ありますが、奈良時代から食べられる歴史あるお寿司です。
カードに鮒寿司の香りを付けて送ってみるというのも面白いかもなと思いました!ただ、他の郵便物に大いに支障をきたす恐れがありますね^_^;
第6弾:石山寺
カードに描かれている女性は、紫式部で、『源氏物語』は、石山寺にて着想を得たという謂れがあります。また、石山寺は、『蜻蛉日記』や『更級日記』『枕草子』などにも登場する文学と縁が深いお寺だったりします。
本堂は、岩盤の上に建っているのですが、このことがお寺の名前の由来になっているのだとか。
カードには、ぜひ短歌を1つしたためて送ってください!
第7弾:八幡堀の水郷巡り
秀吉の甥っ子である豊臣秀次が建てた八幡城のお掘から琵琶湖までをつなぐ水路です。かつては交易の重要な交通路となっていましたが、現在は遊覧用の小舟が運行され、幅広い世代に人気を博す観光資源となっています。フォトジェニックな場所がいっぱいあるからか、よくコスプレイヤーの方が撮影に来られていたりします。あと、何気にドラマや映画のロケでよく使われていたりも。特に朝ドラでよく「あ!」ってなりますね。
第8弾:赤こんにゃく
滋賀では普通に見かけるので、別に何とも思っていなかったのですが、赤いこんにゃくって全国的には珍しいようです。
なぜ赤か?というのには、諸説あって、滋賀にお城を築いた織田信長が派手好きだったから赤にさせたというのや、奇抜なアイディアで成功した近江商人が人々の関心を惹く商品として考案したから、などというものがあります。
第9弾:曳山祭りの子ども歌舞伎
すみません…!
全種類買ったとお伝えしましたが、厳密には、”現在販売されている”全種類を買ったというのが正確です。
実は、第9弾は、理由は不明ですが、2017年2018年のみの限定販売となっていて、もういまでは買えないようになっています。
これは、滋賀県だけでなく、全国的にもそうで、たとえば、東京のスカイツリーモチーフや、京都の八ツ橋モチーフなんかもこの第9弾世代で、今では販売されていません。
わりと両都道府県の代表的な名物だと思うので、買えなくて残念だなぁって思いました。
滋賀県のもコンプリートしたかったー。
第10弾:井伊の赤備え
かっこいいですよね、赤!
当時、赤色の原料は、高級品で、その赤を使った赤備えの部隊は特に一目置かれる存在だったそうです。また、ペリー来航の時にも井伊家の赤備え部隊は出動したとか!
ただ、目立ち過ぎるため、鉄砲が出回り出した幕末期には、却って的になりやすく、大打撃を負ってしまったそうです。
ちなみに、赤備えの元祖は、甲斐の武田の家臣の方らしいです。
カードの”ここを見て”
裏面のミニ解説文
カードの裏面には、モチーフとなった名産品のミニ解説が書かれています!
ただ、この解説、第1弾だけは、モチーフの解説ではなく、その県の面積や人口などの基本情報の掲載となっています。
まだこの頃はシリーズ化するって想定ではなかったんでしょうね。
非売品のミニカード
ミニカードバージョンもあったりします。こちらは、非売品で、同じカードを5枚購入すると、1枚おまけとしてもらえるというものです。
ただ、私がもらった時は、違う種類のもの5枚でも1枚もらえました。また、知り合いで、同じく大人買いした人がいるのですが、窓口の人に、こんなに買ってもらえて私は感無量だ!と全種類のミニカードをもらったとか。何にせよ通常版よりちょこっとレアなカードであることは間違いありません。
こちらもぜひゲットしてみてください。
あと、ミニ版の方は、そのままでは切手を貼っても送れないので注意です!
通常版は、定形外郵便として、120円の切手で送れます。
多言語対応
英語、中国語、韓国語と外国人の方も視野に入れ、販売を展開されているようです。
たしかに、荷物にもならないですし、日本らしいモチーフもたくさんありますし、その土地の記念品にもなるので、お土産や記念の買い物としてもぴったりですよね。
400種類以上のバリエーション
ご当地フォルムカードは、限定版も含め、現在までで400種類以上のカードが販売されています。
郵便局のホームページからどんな種類があるか確認できるので、一度見てみてください!
購入される場合は、取扱窓口に、在庫確認をされるのがおすすめです。
窓口にない場合があり、その際は、お取り寄せもしてもらえるので、ほしいカードをゲットしにいく予定がある場合は、事前に連絡しておくのがマスト!
ほかにも、こんなカード!
わたしだより
このフォトジェニックなカード、”わたしだより”というそうです。こちらのカードも各地域をモチーフにした地域限定デザインを持つはがきで、その地域でのみ購入できるものです。
ご当地フォルムカードよりも女子がすきそうな感じに寄ってます。
絵の感じや色のチョイスなど、デザインのアート性もこちらの方が高い気がしますね。
コンセプトとしては、旅先で見つけたステキをその場で、はがきにしたためて自分あてに送り、帰宅後も旅の思い出を楽しむことができるというものだそうです。
また、今回このはがきについて、調べていて知ったのですが、郵便局の窓口で、消印をお願いすると、その地域にちなんだ”風景印”を押してもらえるそうです。
はがきと、切手と、風景印で旅の思い出を可愛く残せます!!
そのほか、”わたしだより”を楽しむツールとして、はがきを綴る専用のファイルや、
自分で作ったはがきや、はがきと撮った旅の景色をシェアできるインスタアカウントもあったり。
ただ、ご当地フォルムカードと違って購入できる郵便局がかなり限られています。残念ながら、滋賀県はない上に、モチーフにもなっていませんでした(*_*)
今後に期待ですね!
あるいは、ないということは、自由に作れるということでもあります!
ちょっと作ってみようかなという意欲が高まりました笑
最後に
冒頭紹介した友達からの手紙に私も返事を書きました。
どんな紙に、何を使って、どんな色で書くか。
手紙には、メールやLINEとはまた違った趣向でもってコミュニケートできる素敵なツールとしての魅力があると思っています。
たまには、誰かに手紙を書いて送ってみるのもいいかもしれません。
ぜひおうち時間の参考に(^o^)
お題「#おうち時間」
コメント